タイトシルエットのオーダースーツなのに着心地が良い仕立て方。
オーダースーツのトレンドも徐々にリラックスフィットになってきましたが、タイトなシルエットでスーツを美しく着用したいとお考えの方も、もちろんたくさんいらっしゃいます。
タイトシルエットなのに着心地も良く、シルエットも美しく。
当店でも特に20代、30代のお客様は、「出来るだけ細身に仕立ててください。」というご注文もあり、ギリギリのところまで攻めた作りをさせていただくこともございます。
*オーダースーツ業界で、お仕立てのサイズをギリギリまでチャレンジすることを、「攻める」とよく表現します。ギリギリを超えると着用出来なくなり、失敗に繋がりやすいからでしょうか。
ビジネスの場でシャツ、タイを着用することがほとんど無いというS様は、これからのシーズンへ向けて、カジュアルにも使えるフランネル生地で細身にお仕立てくださいました。
フランネルスーツは、インナーをセーターに変えてご着用いただけるほか、ジャケットはそのままジーンズスタイルでもバッチリという便利アイテム。
どうやって細身なのに着心地が良いお仕立てにしているのか?
この写真で、膝下から足首までのふくらはぎ辺りを見て頂けるとお分かり頂けるかと思われますが、細すぎず、大きすぎずの絶妙のバランスでお仕立てさせていただきました。
コムラという補正をパンツに入れるとふくらはぎ辺りが湾曲するので、細身シルエットのまま履き心地が良いパンツがお仕立ができます。
あまりにも細く作り過ぎてしまうと、座った際にパンツの裾がふくらはぎにひっかかってしまい、自然に下りてきません。いちいち手で下ろさないといけませんのでとても面倒ですね。
同様にジャケットの裾口も細すぎると、ヒジを曲げた際に痛いくなるほどの窮屈感が出てしまいます。
ジャケットとパンツは裾にかけて筒状になっているので、腕と足との直径によってバランスを割り出すと、着心地も良く、見た目も綺麗になります。体型は個人差がもちろんあるので、こちらも我々テーラーの腕の見せ所となります。
続いていつもシャツ、タイは絶対着用のT様。
前述のS様ととても似たシルエットでウェストや、裾口など本人のお好みと、お仕事中の態勢や動きなど、色々なヒアリングをさせていただき、お仕立てさせていただきました。
「神は細部に宿る」
ご覧いただいたお二人のように、極端に細すぎないお仕立ては精悍な印象を与えてくれます。
しかし、攻めることはミリ単位のギリギリのお仕立ての世界ですので、毎日採寸させていただいても、お客様によってすべて異なるので新しい発見があります。
ここが本当に面白くて、本当に難しい世界です。「神は細部に宿る」という言葉があるくらいで、我々としては紳士服技術者としてさらなる上を目指し、攻めることにこれからもチャレンジさせていただきます。
細かなシルエット調整など、ご気軽にぜひご相談くださいね。
大阪・南船場・心斎橋のオーダースーツ店、Luxum(ラグマ)
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オーダープライス
☆オーダースーツ(2P) ¥75,000〜
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